i-papax’s blog(生活防衛)

変化が激しい世の中において、元気で楽しく過ごすために役立つと思う情報を発信いたします。

電動歯ブラシを100均の充電池で再生!!(その2)

※その1の続きになります。

十年以上前に購入した電動歯ブラシ(Brawn Oral-B 3D Excel D17525)が正常に動かなくなりました。メーカーサイトによると修理の「対応終了」機種(2023年1月28日時点)となっていることもあり、ダメもとで100均の充電池に交換することで再生できないかチャレンジしてみました。

はじめに…

長年使用していた電動歯ブラシ(Brawn Oral-B 3D excel D17525)が満足に動かなくなりました。同型製品の販売は既に終了しています。また、メーカーのサイトによると修理に関しても既に「対応終了」となっています。

一方、Oral-Bの替えブラシを安く入手するため、買いだめしたこともあって、かなりの数の替えブラシがまだ残っています。手元にある替えブラシを無駄なく利用するには新たに互換製品を購入する必要がある状況でした。

PR

この製品は基本的にユーザー自身がバッテリー交換することを想定されてはいないようですが、分別廃棄のためにバッテリーを取り外す方法は示されています。
バッテリーは、100均(100円ショップ)であれば、ニッケル水素充電池が税込み110円で売られています。一方、本体を買い替えるとなると、数千円以上の出費となります。
そこで、電動歯ブラシを再生するため、バッテリーを100均のバッテリー(充電池)に交換することにチャレンジしてみることにしました。

※その1👇の続きになります。(※挑戦は自己責任でお願いいたします。)

life.i-papax.com

底蓋の加工

電動歯ブラシのバッテリーを100均のバッテリー(セリアVOLCANO 単三型)と交換するにあたり、その大きさを比較したところ、VOLCANO(単三型)は長さが約8mm長く、直径が約2mm小さいので、そのまま簡単には取り替えられないことが判明しました😓。

上:取り出したバッテリー
下:セリア 「VOLCANO」

実際に新しいバッテリーをプラスチックケースに入れて裏蓋がハメられるかどうか試してみると、裏蓋の中央部にある出っ張りが干渉してバッテリーを収納することができません。

そこで、底蓋の出っ張り部分を除去する加工を行うことにしました。
まずはニッパーで薄い出っ張り部分を切り取ります。

出っ張りの薄い部分を粗く切り取りました。もう、後戻りはできません…😅

この状態で再度確認しましたが、まだ、裏蓋の出っ張り部分に干渉するため、新しいバッテリーを収納することはできません。

そこで、さらにやすりを用いて出っ張り部分を削ることにしました。

その結果、長さ的には何とか新しいバッテリーを収納できるようになりました😄。

新しいバッテリーの取り付け

次に新しいバッテリーをプラスチックケースに収納し、取付けますが、その前にバッテリーの電極に電極タブを半田付けします。
電極タブは元のバッテリーから剝がしたものを再利用しました。

電極タブをバッテリーの電極に半田付けする際、気休めですが、半田が付き易くなるのではないかと思い、バッテリー電極の表面をやすりで少し荒らし、さらにフラックスを付けたうえで半田付けをしました。

横から見ると余りわかりませんが、電極タブを半田付けする際、バッテリーの一部を溶かしてしまいました。😭
おそらく表面部分のみの損傷なので、自己責任でこのまま使うことにしました。

次に、新しいバッテリーは元のバッテリーより直径が約2mm細いため、厚さ約1mmの梱包材の切れ端を巻き、マスキングテープで固定してみました。

実際にプラスチックケースに入れてみると、ちょうど良い感じに収まりました😄。

さらにプラスチックケースの上部に回路基板を取り付けて、バッテリーの2つの電極タブを回路基板に半田付けしました。

―極側はバッテリーが長くなった分、回路基板との距離が離れるので、電極タブは長めになるようにする必要があります。

この状態で裏蓋を取付けてみました。

裏蓋は本体の外側ケースが無くてもプラスチックケースに固定できるようになっています。

一旦、バネ無しでプラスチックケースに固定してみました。

裏蓋の出っ張り部分を削った結果、新しいバッテリーは裏蓋をはめた際、プラスチックケースにちょうど収まる長さとなっており、さらにプラスチックケースのわずかな弾性の助けもあってか、バネが無くてもしっかり固定できそうです。

むしろバネを入れた場合は、バッテリーが長くなった分、バネがより縮まることで反発力が強くなり、裏蓋をはめる際、より強い力が必要となり、固定することが困難になっています。
このため、今回はバネ無しで進めることにしました。

本体(モーター側)とプラスチックケース(回路基板及びバッテリーを収納)の接合

次に回路基板とバッテリーを収納したプラスチックケースを本体(モーター側)と接合します。

機械的には、モーター側の金属フレームの爪をプラスチックケースの穴にはめるだけで固定できます。

機械的に接合した後、モーター側の電極と基板の電極を2箇所、半田付けすることで電気的に接続しました。

本体(モーター側)とプラスチックケース(基板及びバッテリーを収納)を接合した後、外側ケースははめずに、そのままスタンドに置いてみます。

ランプ(LED)が正常に点灯しました。大きな問題は起きていないようです。

しっかりと充電ができて、正常に動作すれば良いのですが…🤨

試しにスイッチを押してみました。

ちゃんと動作します😄。(静止画ではわかりませんね…😅)

動く様子はこちら👇でご覧いただけます。

電動歯ブラシを100均で再生 Braun Oral-B Rechargeable Battery Replacement - YouTube

特に問題ないようなので、内部構造(本体とプラスチックケースを接合したもの)を外側ケースの中に収納します。

内部構造を外側ケースに収納後、白いリング状の部品を外側ケースの先端付近に取り付けます。

これで、一応完成です。
スタンドに置いて少し充電してみます。

ブラシ部分をセットし、スイッチを押すとちゃんと動作します😄
(静止画だと分かり難いですね…😅)

むすび

正常に動かなくなった電動歯ブラシ(Brawn Oral-B 3D excel D17525)を100均のバッテリー(セリアのVOLCANO:ニッケル水素充電池)で再生することを試みました。

この電動歯ブラシは、廃棄の際にバッテリーを外せるようになってるため、比較容易にバッテリーを外すことができました。

しかし、新たに用意したバッテリー(単三型)は、その長さや直径が元のバッテリーと異なっていたため、元の状態が再現できないような加工を裏蓋にする必要がありました(少し勇気が必要でした)。

電極タブは元のバッテリーのものを再利用したこともあって、半田付けの道具や材料など元々所有していたものを除くと、新規に購入したものはセリアのVOLCANO(充電式ニッケル水素電池 単3型):税込み110円、のみでした。
このため、自分としては、わずか110円で再生できた気分です😊

(※実際は電気代、時間、半田などの消耗品等々、リソースを使っていますが…😅)

なお、結局、バネは使わないことにしたため、新しいバッテリーを入れた代わりに、古いバッテリーとバネが取り出されたことになります。

バッテリーは分別廃棄、バネは何かに使えるかもしれないためストックしておきます。

バッテリー交換後、約一ヶ月が経過しましたが、今のところ、問題なく使うことができています。バッテリー交換直後は、少しパワーが弱いような気がしていましたが、その状態に慣れたためか、あるいは最初から勘違いしていたためなかは分かりませんが、今では気にならなくなりました。

しばらくの間、使い続けたいと思います。

(※挑戦は自己責任でお願いいたします。)

この記事の動画はこちらになります👇 もし、宜しければ動く姿もご覧ください。

youtu.be

PR